こっそり参戦するために
家族が一日出かけると言う。
私は体調に不安がある為お留守番をすると伝える。
だがしかし、サバゲーに行けるな、と考えていた。
我が家のルールでは「サバゲーは月イチ」なのでこっそり行くことになるのだが、コソコソ行くのではなく堂々と月2以上でサバゲーに行けるようになりたいものだ。
いざサバゲーに行こうとするも、あれやこれやと用意する気力が今一つ出ない。
しばらく考えた結果、(死にたい訳ではないが、死にたくない訳でもない状態の私が言うのも微妙だが)「装備に拘らなくても死ぬ訳じゃない」と開き直った。
具体的にはカミースを脱いで普段着で参戦することとした。


孤独の戦いと連携の戦い
数ゲームは一人で前線に出たのだが、集中力も体力も無い無いづくしの私は良い的だった。
それでも姿勢を低く移動し続けコンクエスト戦で櫓の上にあるフラッグを自軍色に揚げたりと、人知れず勝利に貢献できた。
その後のクロスファイアツインフラッグ戦では常連の皆さんと同じ方向に進んでみた。
前線に並んで撃ち合っていると、さすが常連組は上手で次々と相手を屠っていく。
こちらはガンヒットで三八式を封じられた為、SAAを手に応戦していた。
一瞬の膠着を機に死ぬつもりで前に出て(死んだとしてもそれが味方である常連組への情報となる)、フラグ付近で芋っていた初心者マーカーさんをSAAでヒットを取り、そのままフラグまで駆け抜けて久しぶりにフラッグゲットできた。

高い経験値故にCQBを警戒していた常連組と、月イチ故に危険地帯がよく判らずに無謀な突撃をかました結果偶然フラッグゲットできた私という、ちょっと笑っちゃうようなシチュエーションだった。
直後に常連組が2つ目のフラッグゲットに走り出し、何とか食いついて行ったのだが、1つ目のフラッグゲットで足を使い果たしていた為に、なかなかスピードが上がらない。
己の足が焼き付いて壊れていくエンジンとなる幻視が浮びつつ、フラグゲットする仲間のフォローして無事に2つめをゲットできこのゲームは自軍の勝利となった。
この連携では声掛けをし合って進んでいったのだが、この声掛けがとてもとても助かった。
鬱者にとって、声を掛け合い連携し目的を達成できたことの喜びはひとしおであった。
また「もう一歩も歩けない」と思っていた足であったが、その後のゲームでも疲労感は少なくそこそこ動けた。
以前何かのレポートで「行動を促すドーパミンニューロンは、行動しないと分泌されない」という、「宝箱のカギは宝箱の中に入っている」みたいな話を思い出した。
やりだす事が肝心なのだろうけれど、それがなかなか…。
■今日のメモ
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クリアリングは相手が潜んでいることを警戒してクイックピークを使うべき。
- 開幕ダッシュは無理。
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AKストームが大活躍だった。
エアコキ長物、などの縛りプレイはもっと元気になってからの方がよさそう。 -
三八式騎兵銃の初速がギリギリだった。
先月はそんなことはなかったのに。
どうやら熱でパッキンが柔らかくなったようだ。
インナーバレルを短くしないといけない。 -
鬱の状況だが、家族に簡単な概要と鬱者へのNGワード等が説明された動画を見てもらい、理解を得られた。
そのおかげか以降は失踪や自殺方法、離婚などの考えに頭が占められることはほぼ無くなってきた。
これが大きかった。
酷い倦怠感で1日身体を動かすこともできないようなこともなくなり、家族と病状について会話もできるようになり、何となく回復期に入ったようにも感じる。
回復期になったのだが、今度は体調や気分に波がでるようになった。
これが地味に辛いのだが、四六時中どん底よりはずっと良いので乗り切れている。
