出会い、勢い、戸惑い
それは無限復活祭の日の事。
モケイパドックさん出店場所にて開店前に並べられた品をざっと見ていた。
一緒に見ていたマシンガンおじさんが
「あ、これS&Tの三八ですよ、あ、しかもリアルウッドですよ!」
と教えてくれた。
S&T?
エアガンは東京マルイ一択(稀にタナカワークス)の私は残念ながら存じ上げません。
中古でお値段が2万円台。
あぁ、やっぱり木の銃のお値段はお高いですなぁ。
しかもボルトアクションで重そうだし、使い処がないんじゃなかしら。
と思ってスルーしようとしたところ、
「凄い安い!」
「メルカリでも4万はする」
「沙門に凄く似合う」
「VSR-10と同じパーツが使えるから調整やカスタムも容易」
「沙門に凄く似合う」(2回目)
と周りから猛プッシュがあった。
普段サバゲー参戦時、余計な現金を持たない私であるが、なんとモケイパドックさんはQRコード決済が使えるらしい。
周りの勢いに流されて、ついつい買ってしまった。
購入した長い箱を抱えながら、
「あぁ、やっちまったよ… 支払いは何とかなるだろうけど思ってもいない軍拡するなんて、私はどうしてしまったんだ…」
と後悔や戸惑いに塗りつぶされていた。
これは我が魂の銃か?
箱はあれど説明書は入っておらず、弾の込め方も判らない。
デメさんに教えてもらい何とかマガジンに弾を込める。
初速を計ったところ、0.25gで68m/秒であった。
シューティングレンジで撃ったら、40mまでスーッとフラットな弾道だ。
これには驚いた。
当たり個体であろうか。
セミオート戦の時にこの銃を使ってみた。
アイアンサイトでかつボルトアクションのせいか、なかなか当てる事ができなかったが使っていて満足感があった。
最初にSAAを使った時の記憶がよみがえる。
1日を終える頃にはすっかりこの銃の虜になっていた。
思いがけず手に取り、普段では考えられないのに手に入れ、そして手放せなくなった。
帰宅後改めて見てみる。
リアルウッドなので、既に被弾痕があちこちに…
後日、スリングもつけてみた。
■今日のメモ
- レバーを引いた時のシャカングーシャッカンシャカンという金属音もいい。
- コッキングレバーが稀に戻らない時があるが、これは給弾不良でバレル前に弾が詰まっているため。
マガジンを外して銃を振ると解消する。 - 長さが90cmを超えており、ガンバッグに収まりきらなかった…(少しはみ出る)
- リアルウッドについて全く知識がない。
水厳禁くらいは何となく想像できるのだが、やはりニスなどを塗った方が良いのだろうか…