リボルバーのみという尖ったイベントに初参戦
以前DT-10mmAUTOさんが何日にも渡ってレポートされた「リボルバーフェス」が「リボルバー秋季祭」と名前を変えて開催されると言う。
手元には愛銃シングルアクションアーミーがあるし、オンリー系の尖ったイベントは嫌いじゃない。
むしろ好物なくらいなのだがこれまでは機会が無かったのだ。
これは参戦せねばなるまい。
有名サバゲーマー主催や多彩な(女性)ゲストがやってくるイベントサバゲーは参戦した事が無かったのだが、華やかであった。
正に「お祭り」。
長年の経験と知見により、オタク趣味における女性というアイコンというか特に有名女性な方々には極力近寄らない習性を持っているので遠目に見ているだけであったが、実に華やかであった。
イベントには70名が集まり、抽選会やじゃんけん大会での景品争奪戦等があった。
え?
私は「とても持っていない」人間なので景品のケの字もありませんが何か?
イベント自体は大変楽しく、フィールド特性と相まって思いの外ヒットも取れたしヒットを取られたりした。
また今回だけのルールなのか判らないがフィールド内は「ダッシュ禁止」だった。
移動は早歩きまで。
これのお陰で最終ゲームまで体力が十分に保てた。
進行も緩やかであり、そのお陰で出店を見て回ったり気になる銃を撃たせて貰ったりお話を聞いたりと手持無沙汰なことは一切無かった。
とてもとても楽しめたので次回開催される際は是非とも参戦したい。
この日は「bigbody」チームの卓に混ぜて頂きセーフティでも楽しい1日を過ごす事ができた。
bigbodyの代表さんと同卓の皆さん、DT-10mmAUTOさんに感謝を。
フィールド所感
今回の会場となったフィールドはお初の「ユニオンスタジアム」さんである。
ユニオン系列フィールドがあつまる印西市のあの場所だ。
ナビが言う事を聞かず遠回りさせられたのだが無事に到着した。
しかしながら駐車場が狭くて分散しているのでイベント日には注意が必要のようだ。
開場30分後に到着したが第一駐車場は既に満車で、フィールド隣の第二駐車場へと案内された。
そして駐車場からセーフティまで結構距離があり、道もわりと凸凹しているのでカート等を使う人は少々難儀するやもれない。
セーフティは屋根付きのメインセーフティとテント型のセーフティ、観戦台のようになっているカウンター型のセーフティ(多分雨が降ったら濡れる)に分かれている。
トイレは個室を確認しなかったのだが簡易タイプでは無かった。
施設内容からしてもシャワー付き便座では無いかと思われる。
電子レンジ、電気ポットもあり、食事持参組も安心だ。
そしてなんと無料のシャワー室(更衣室兼務)がある!
今回利用する事は無かったが夏場は非常に助かるだろう。
受付にはホットスナックコーナーがあり、小腹が空いた時等にちょっと摘まめるようになっていた。
…ついつい食べてしまいそうで恐ろしい。
シューティングレンジは狭く4,5名で一杯である。
また距離を示すものが一切無い為に少々使い辛いかもしれない。
言ってしまうと「広大なインドアフィールド」。
それでいて射線が通るところがいくつもあり、油断していると遠目からバシバシ撃たれる。
そしてバリケードの多さから正面切っての打ち合いよりも、裏を取りあうような作りという印象だ。
まぁ、裏を取りに行って待ち構えている他の敵に撃たれるわけだが。
それでも裏取りが決まったときの快感たるや!
リボルバー限定等、交戦距離の短いイベントや戦い方にはピッタリなフィールドであった。
地面は砂利なので割と足音が響く。
この音で相手チームの接近を察知したりできたので、逆を考えると移動も足音を立てないようにすることが肝要だ。
バリケードは隙間が空いていたりネットが貼ってあるだけで向こうが透けている為、相手を視認できたり視認されたりする(しかし被弾はしない)。
そういう事を踏まえてタイミング良く移動をし続けるべきなのだろう。
他のユニオン系フィールドは勿論、その他多数のフィールドとは違う特性を持つフィールドであった。
繰り返しになるが、特に交戦距離の短いイベント等で利用すると大変楽しめる仕様であると考える。
ちなみにフィールドキャパ的に今回の35vs35は丁度良いと感じた。
50vs50だとバリケ渋滞が起きそうである。
リボルバー初心者によるリボルバー戦の極私的見解
まず先入観としてあった「飛ばない当たらない」については、わが愛銃のペガサス2SAAを筆頭にほぼ該当しなかった。
皆何かしらのカスタムやメンテナンスをしており、「飛ばない」という事は無い印象だ。
「当たらない」についてもヘッドショットを決められた身としては該当しないと言えるだろう。
ちなみに、我が愛銃に限って言えば1/3の確率で若干右に曲がり、1/8くらいの確率で30m先で約1mのズレが生じていた。
逆に言えば2/3はほぼ思った通りの弾道であった。
※ただしこれはシューティングレンジできっちりエイムした際の結果である。
フィールドでは弾が出ない(チャンバーに弾が送られていない、弾がチャンバーパッキンに詰まってしまった、ガス切れ等)ことがあったりして確率はもう少し下がる。
それでも大抵の銃はサバげーで十分使えるポテンシャルであったように思う(箱出しは除く)。
戦い方といてリボルバーとは言えハンドガンである為、薄い構えは可能である。
しかしながら殆どのリボルバーにはドットサイトが乗っておらず、正確なエイムと射撃の腕が求められる。
プレイヤーの技量が如実に表れるのだ。
雑エイム癖が治らぬ私はこれを痛感した。
打ち合いになると、こちらの弾は当たらず相手の弾にてヒットを取られる。
研鑽を積まねば遭遇戦で一方的に屠られるばかりだ。
同時に銃の状態確認の重要性にも気付かされた。
あとどれくらいガスが保ちそうか、チャンバーに弾はちゃんと送り込まれているのかを確認しておかないとイザという時に弾が出ないことが何度もあった。
ちなみに、チャンバーに弾が送り込まれない点については、ある程度ゆっくりとハンマーを起こす(シリンダーを回す)事で解決できることが判った。
ファニングショットなんてもっての外だったのだ。
一発一発ハンマーを起こしてちゃんとエイムして撃とう、そうしよう。
フィールドの状態にもよるのだが足音が重要であることも実感した。
と同時に移動のタイミングも重要であった。
前述した「ダッシュ禁止」ルールがあり、バリケード間の移動も基本速足になる。
ロックされた状態でこれは良い的である。
バリケードの多さもあり、ある程度射線を切ることもできるが相手チームに悟られずに移動する事の大切さと難しさが身に染みた。
ファニングショットが悪かったのか、気難しい個体なのか不明だが、ゲーム中に弾がでなくなりシリンダーを見てみるとチャンバーパッキンが4箇所で捲れるように弾を止めていた。
パーツ分解の偉い人(DT-10mmAUTOさん)に「どうしたら良いですか?」と聞いたら「シリンダーを分解するしかない」との事。
乱視老眼のおじさんが薄暗いセーフティで小さなネジを手探り指探りで外し、パッキンを付け直して無事に使えるようになった。
やってて良かったメンテナンス。
それでもよく弾が詰まってしまうパッキンが1カ所あるのだが、この場合、指で弾をちょっと押し戻してやるか、その場所で弾を押し込み追加することで解消することが多かった。
やっぱり必要、経験値。
明確な弾数制限、丁寧な銃の取り扱い、丁寧なエイム、なるほど一発の重みがこれまでのサバげーとは全然違う。
ゲーム中に実感したことでもあるのだが
「これら必要な技量を身につることができたら、個人技量に限って間違いなくサバゲーで強くなれる」
※回りくどい言い方なのは、個人の技量より複数人での連携がより効果的であることを知ってしまった為。
いずれにせよ、リボルバーでの戦い方は試行錯誤をしていくべき課題である。
何故なら楽しいから。
■今日のメモ
- 11月とは思えない暑さで汗だくとなった。
予想はしていたので汗の目立たない黒カミースをもっていって正解だった。
しかしながら装備も中々衣替えができないな。 - 色々な銃を見ることができ、一部を撃たせてもらえた。
bigbody代表の方がもの凄く格好良いCo2リボルバーをお持ちでとても刺さったのだが、「鹵獲品」とも言えない架空銃だった為泣く泣く諦める。
さすがにカミースであれは言い訳できないわ…。 - 御年71歳のサバゲーマーさんとご一緒させて頂いた。
目指すべきはあそこだな、と思った。 - 知り合いを撃ち取る快感と知り合いに撃ち取られる絶望感。
- アイセーフティに付けているガスケットのゴムが剥がれてきた。
アイセーフティは消耗品なのだなぁ。
(近日中に買い替える) - ペガサス2がそうなのか、SAAがそうなのかガスを滅茶苦茶消費した。
撃った弾数に対して結構な消費量だと思う。
具体的には東京マルイの青いガス缶(小)がほぼ空になった。
そしてガス切れは突然やってくるので要注意。
特に裏取り成功で絶好の機会の時に限ってやってくる。 - チャンバーパッキンは別途調達して変えた方が良いのか…
- もっと大きい(≠口径)銃が欲しくなった。
- 最近の弊記事からは「楽しさ」というのが感じられない文章であると自覚している。
しかしながら、どうしてもそう書けない時期なのだ。